ビックキャブ(PD22)取り付け

概要

ビッグバイクから、保管場所の都合や、手軽に乗れるバイクが欲しく、APE100を購入し、満足して乗っていたが、パワーが欲しくなった。

特に上り坂や、50km/hからの加速が物足りないため、ビッグキャブへの交換を決めた。


注意事項

お約束

このページを参考に改造し、動作不良や事故等を起こしても、 ページ作者並びに情報提供者は一切の責任を負いません。 自己責任でお願いします。

ビッグキャブへの交換

キャブレターの選定

候補としてあがったのは、下記

□KEIHIN PC20,PD22,PE24

□ヨシムラ TM-MJN24

TM-MJN24とPE24は、キャブ自体が高価でさらに、ハイスロが必要なためさらに高額であるため、予算外

自動的にPC20とPD22に絞られた。PC20は簡単にセッティングができる(らしい)が、一回り大きいだけなので、つまらない。PD22はXR100Rでも採用されているのでセッティングはでそうと考え、これにした。

いつでも気軽に乗れるというコンセプトから雨に弱いパワーフィルターは今回は除外し、純正エアクリを利用することにした。

現在の仕様

今回ビッグキャブに変わるに当たって影響のある部分

エアクリーナー:ノーマル(純正)

マフラー:R.S.ZERO ハイパワーマフラー・ヴォーグ (バッフル付き)

KEIHIN PD22 キャブレター入手

価格が非常に安かったクリッピングポイントのノーマルエアクリ用を購入。(到着直後の写真を取り忘れた)

SP武川よりもずいぶん安いが、キャブ自体はKEIHIN製なので、問題なかろうと判断。

セット内容は、キャブ本体、マニホールド、アクセルワイヤー、ガスケットと、セッティングが問題なければ、その他必要な物はない。

到着したPD22キャブレター。最初からマニホールドとキャブが接続されていた。
マニホールドの作りが非常に荒い。このあたりが安い理由っぽい。
チョークバルブ

キャブレターを分解確認

取り付けに当たって事前に確認。

メインジェット・スロージェットの番手と、ジェットニードルの位置を確認する。

ここを外して、スロットルバルブや、ジェットニードルを取り出す。
外しました。バネが入っているため、飛び出さないように注意が必要
奥にスロットルバルブが見えます。指をつっこんで取り出します。
スロットルバルブと取り付けられたジェットニードル。クリップ位置の上下でアクセル中開度付近の燃調を決めるそうです。
メインジェットとスロージェットの確認
キャブの下部のフロート室を止めている3本のネジを外す。
メインジェット(M/J)92番、スロージェット(S/J)38番が取り付けられている

ジェットの交換は、マイナスドライバーで簡単にできる。

取り外されたカバー

確認できたので、全て元に戻す。

ビッグキャブ取り付け

APE100にPD22を取り付けます。

キャブを取り外すと、エンジン側にガスケットがこびりついてしまった。カッターで綺麗に剥がす。スロットルバルブにアクセルワイヤーを取り付け
戦力外通告を受けた純正ノーマルキャブ(PB16)。
作業しやすいように、シートを取り外し、タンクを止めているネジを取る。
アクセルワイヤーを取り外す。。

想像以上に堅く、スパナを使った。

タンクを持ち上げると作業しやすい
アクセルワイヤーが繋がっているので、飛んでいかない。

アクセルワイヤーを取り外し、スロットルバルブを取る。

取り外された、スロットルバルブ、PD22と比べるとずいぶん小さい。
タンクからガソリンが供給されないように、フューエルコックをOFFに。
キャブ内のガソリンを抜くため、ドレンホースを適当な容器で受ける。
ドレンスクリューをゆるめ、フロートにたまったガソリンを抜く。のだが、スペースが足りず、ドレンスクリューをゆるめれられない・・ので、仕方がないので無視してすすめる。
マニホールドとエンジンを止めている、ネジ2本を外す。
エアクリとキャブの接続をはずす。

バンドを締めているネジを外して、抜くだけ

取り外したキャブ
左がPD22、右が純正キャブ
ぶら下がっていたキャブレタートップを引っこ抜く
アクセルワイヤーを交換するため、スロットルを分解する。

スロットルハウジングの下部のネジ2本を取り外す。非常に堅く、なめないように注意が必要。大きめのプラスドライバーは必須。

アクセルハウジング上部を取り外す。
スロットルからアクセルワイヤーを取り外す。
ハウジング下部に繋がっているアクセルワイヤーを取り外す。

ロックナットをゆるめ、ワイヤーかハウジング側を回して取り外す。

取り外されたアクセルワイヤーと新しいアクセルワイヤー

ほとんど長さが変わらないように思うが・・・

新しいアクセルワイヤーをスロットルに取り付け
ハウジングを取り付け、取り付けの際は、ハンドルバーの印を合わせる
新しいキャブを取り付ける際、作業しづらいので、サイドカバーを取り外す。

最初外しておいた方が良いと思う

PD22キャブをねじ込み、エアクリに接続
マニホールドとエンジンの間にガスケットを挟み、取り付け。

取り付けネジは、元々使っていた物を利用

アクセルワイヤー取り付けの為に、キャブレタートップを取り外す。

バネで飛んでかないよう注意

ジェットニードルを痛めないよう注意して、スロットルバルブを入れ、キャブレタートップを取り付ける
吸気効率を上げるため、エアクリBOXについている、ゴムを取り外す。
ずいぶん大きい空気穴になった。

このエアクリBOXのゴムと、純正キャブのインシュレータを取り外して、セッティングするだけでずいぶん変わるような気がする

サイドカバーやシートを元通りに取り付けして、フューエルコックをONにして完了!

インプレッション

エンジン始動

15回ほどキックすると、無事エンジン始動。

しばらく暖気運転。アイドリングは問題無さそう。

アイドリングの音量は、あまり変わらない

走行

アクセルを空けると野太い排気音。

若干トルクがあるものの大きな変化はない。

高回転まで回そうとすると、ぐずついて回らない。

どうやら薄い。キャブのセッティングが必要らしい。

メインジェット交換

メインジェットの入手

PD22に最初から付属していたのは、92番手。

南海部品で、前後のメインジェットを購入。PD22に合うのは、KEIHIN丸型・大。

今後のセッティングの変更も考え、90、100、105、110の4つを購入。

メインジェットの交換

とりあえず、他のHPを参考に、105番手に交換。

暖機運転後、走行、全体的にトルクアップ、高回転までぐずつくことなく、回った。

野太い排気音でかなり良い感じ。アクセルを若干あおり気味で、クラッチを繋いで発信するとウイリーするほどになった。かなりの満足。

追い越しや、登坂など、かなり良い感じ。

費用

20000円ぐらい

作業時間

120分


履歴

2008年01月20日

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